装飾過多のテキストは誰のため?
私たちがホームページ活用のお手伝いをする中で、お客様のブログを読むことも仕事のひとつです。特に、新しくホームページ担当になった方のブログはよく読ませていただきます。
その際、ときどき気になるのが文字の装飾についてです。
ページを開いた瞬間、赤、青、緑の文字や絵文字が並んだページが目に飛び込んできたり、「なかなか記事がアップされないなぁ」と思っていると「文字の色や大きさを変えるにはどうしたらといいですか?」と質問が届く…ということが、そこまでレアではない頻度で起こります。
テキストを装飾するのには目的がある。
さて、Webライティングに使われるテキスト装飾には以下のような種類があります。
- 通常の文字
- 太字・斜体(イタリック体)
- 文字色変更
- 文字にマーカーを引く
- 文字に背景色をつける
- 文字を大きくする
そして、テキスト装飾の目的は主に以下の2点です。
- 文章の重要な部分がわかりやすくなる
- 文章にメリハリがつき読みやすくなる
これが基本です。
逆に、これ以外の目的でテキストを飾り付けをすることは、ちょっと厳しい言い方になりますが「自己満足でしかない」かもしれません。
もちろん個人ブログであればなんでもありです。しかし、会社や組織の情報発信には目的があります。より良い記事を、より早く、より高い頻度で発信していくために、シンプルに分かりやすく伝えるための考え方と行動を身につけられると、ホームページ担当者として本質的な楽しさを感じられるようになるでしょう。
ただでさえ忙しく時間が足りない中での仕事だと思います。単なる見栄えをつくる作業に時間を割くことなく、見ている人の役に立つ良質な情報発信を心掛けたいものです。