自社の採用サイトをしっかり活用していますか?
人材不足が深刻になってきていることを感じるので、前回に続いて採用の話です。
AIが人間の仕事を奪うとか人が要らなくなるといわれる一方で、現実の世の中は人手不足に困り果てています。人手不足でやむなく廃業を考えなくてはならない…という重たい悩みを聞くこともあります。
企業にとって人材採用は最も重要な課題のひとつです。同時に、小さな会社にとっては最も難しい問題だと感じている経営者の方も多いのではないでしょうか。
採用サービス、求人ポータルサイトは数多ありますが、小さな会社にとっては負担が重く、未来への投資だと思い切って使った広告費があえなく泡と消えてしまった…という経験もあるのではないでしょうか。
採用戦略は会社ごとに違いますが、知名度のない小さな会社においては「必要なときに募集をかけ、必要なだけ人材を獲得する」という理想的な形での採用は、もはや夢物語なのかもしれません。
とはいえ、成長をめざす会社で人材採用は避けて通れません。とするならば、必要なときにだけ動くのではなく、常に窓口を開いておきながら求職者との接点を増やし、自社に合う人材と出会ったら取り入れていくことが現実的なアイデアなのではないかと思います。
「ほしいときに必要な人を採る」のではなく、「自社に合う人を取り入れながら成長していく」という考え方。そのためには、採用プラットフォームに依存するのではなく、自社の採用サイトでの常日頃からの情報発信が重要になります。
モノを売るためのECサイトは、売れるように努力します。集客のためのホームページは集客のために情報を発信します。であるにも関わらず、採用サイトはインタビュー記事など手をかけて制作をするものの、公開してからは「待ちの状態」であることがほとんどではないでしょうか。
採用サイトにおいても、しっかりとその目的を果たせるように、継続的な運営・情報発信をすることを強くおすすめします。