めげずに更新作業を継続するために必要なこと 〜ホームページ担当者の方へ〜
できない理由に挙げられる3つのこと。
ホームページの更新が滞って活用ができていない会社の人に理由をたずねると、だいたい3つの理由が挙げられます。
- スキル不足
- 人材不足
- 資金不足
中小企業の経営資源には限りがありますから理解はできます。ただ、それは他の企業も同じです。むしろ、リソースが限られているからこそ、ホームページを活用して効率的に成果を生み出そうという発想が必要で、そもそもそれが出発点だったはずです。
事実として、人材も資金も豊富な大きな会社でも「足りない」ことを理由にホームページを放っているケースも多々あります。逆に、小さくてもホームページを活用して成果を出している会社は珍しくありませんし、ホームページの知識どころかパソコン操作もあやしい個人事業主がブログやSNSを上手に使ってビジネスを成り立たせているケースもよく見ます。つまり、これらのできない理由は、単なる“言い訳”ともとれます。
ホームページ担当者が継続して更新をするために必要な3つのこと。
では、ホームページを継続して更新し、上手に活用するために必要なことは何か。多くのホームページを制作させていただき、たくさんの成功と失敗をみてきた中でたどり着いた結論は“やる気”です。「なんだ、精神論か」と思われるかも知れませんが、やはり“やる気”がないとはじまりません。
先に挙げた、“言い訳”(=できない理由)をしている会社ではホームページ活用の業務が軽視されています。担当者を決めても、本業とは別の業務として扱われるので、任された担当者も片手間シゴトになります。やってもやらなくても誰にも関心を示されず、評価にも無関係では、“やる気”も続きません。この状態では成果を実感できるようになるまで取り組みを継続することは難しいでしょう。
それでも、担当者になった方には「更新を継続してください」と言いたいです。継続の先にある喜びを知ってほしいからです。そのために、“やる気”がでない状況でも継続するために必要なことを3つ挙げます。
- シンプルな計画
- 少しの意思
- 小さな習慣
この3つのポイントは、ホームページ運営に限らず、モノゴトを「継続」するために必要な要素です。
行き当たりばったりではなく計画的に行うこと。そのプランはできるだけシンプルで容易であること。意気込む必要はないけれど、必ずやるという意志を持つこと。張り切りすぎず、コツコツと続けること。これで小さな習慣ができれば、ホームページの更新は継続します。そして、継続するうちに変化が表れ目に見える成果に喜びを感じることで、“やる気”がどんどん湧いてきます。やらされていた仕事がやりたい仕事に変わってきたらもう安心です。
この好循環をつくるために、経営者の方には、ぜひ「継続できる環境」を用意してほしいと思います。
ホームページ活用はダイエットと一緒なのかも。
- シンプルな計画
- 少しの意思
- 小さな習慣
これらの要素が大事な取り組みといえば、「ダイエット」です。ダイエットもホームページ活用も、さまざまなアイデアや魔法のような方法論が出てきますが、結局コツコツと継続することに優る方法はありません。意気込んでスタートして一時期成果が出たとしても、結局続かずにリバウンド……これでは意味がありません。
中小企業のホームページ担当者のほとんどは本業との兼務だと思います。これは仕方がありません。ただ、本業と分けてしまうのではなく、ホームページ更新を本業の中の小さな仕事の一つとして考えると、きっと上手くいくと思います。はじめは大変だと思いますが、ぜひがんばってください。