ホームページ構築の機会に関わることで得られること。
中小企業にとってホームページを新規で立ち上げたりリニューアルをしたりする機会は、それに関わる人たちにとってとても貴重なタイミングです。それは、会社のことを客観的にみることができるチャンスだからです。ホームページ立ち上げに携わるメンバー構成は会社によって異なりますが、できるだけ多くの人に関わってもらうと、その効果に広がりが出るでしょう。
会社を俯瞰してみる機会になる。
一般の従業員は日々目の前の業務に一生懸命で、会社を俯瞰してみる機会はほとんどありません。そのため、どうしても近視眼的な考え方になりがちですが、ある意味仕方がないことです。会社ホームページの構築に関わることは、そのような状況の人たちにとって「組織の中での自分たちの役割」や「社会の中での自社の役割」を考える機会になります。
気を付けなければいけないのは、各々が自分の主張をする機会にしないことです。担当者が各部署にお伺いを立てるような関係性は典型的な良くないパターンです。部署や部門の利益ではなく、あくまでも全体の中での役割を考えることが大切になります。そのためにはホームページ構築プロジェクトの主旨を明確にし、コアメンバーに責任と決定権を与え、役職や部署間の無用な力関係が及ばないようにしておくことが重要です。
普段の仕事だけでは得られない経験ができる。
実際に、ホームページの立ち上げ担当になった方からは、「大変だったけれど、接点のなかった人たちとコミュニケーションをとる機会になった」「恥ずかしながら、知らない業務があることを知った」「自分の仕事がどのように貢献しているのかをあらためて知ることができた」などという声を聞きます。専任ならまだしも、中小企業では多くの場合が兼任担当であるため大変な業務だと思いますが、取り組み方次第では得がたい経験ができるでしょう。なかなか機会なので、チャンスがあれば、ぜひホームページの構築に積極的に関わってみてください。