見る人の役に立つのは、ごもっともな一般論より自社らしさが伝わる情報です。
会社のブログを書くとき、「どんなネタにしようか…」と悩んでしまうことがありますよね。役に立つ情報はなんだろう、こんなこと書いてもみんな知ってるかな?今はやっているコトって何?……と、深みにはまっていくと手が動かなくなってしまいます。
普通の人は、いいことを書こうとすると手が止まります。みんなが知らないことや、ごもっともな正論を書こうとしても同じです。普通の人は、そんな貴重な人様の役に立つ情報など持っていないからです。
でも、自分がよく知っていることや得意なことが、たまたま誰かの役に立つことはよくあります。「みんな」ではなく、「誰か」にです。
会社のブログにアクセスしてくれた人は、なにかしら会社のことを知りたいと思っているのでしょう。理由は人それぞれです。
そんな状況で、発信する側にできることは、自分たちの会社ことを丁寧に伝えていくことです。表現のプロに依頼するなら別ですが、普通に働いている普通の担当者(社員)が発信する情報はそれしかできませんし、逆に、それは他社の人にはできないことであり、見に来てくれているうちの誰かが知りたかった情報を発信することになるのです。
行儀の良い一般論や知ったかぶりの最新情報より、自分たちの会社のことを知ってもらいたい…という思いで伝える情報がイチバンです。よりしっかりとより細かく会社のことを見たり考えたりすると、ブログを書く仕事が今よりきっと楽しくなるでしょう。