数字をいじるより、お客様と向き合うこと。
世の中の情報がデータ化されることのメリットの一つに、数値化による分析がしやすいことがあげられます。
ホームページでもアクセス解析等のデータ分析をすることで、施策の効果測定や次の戦略立案に活かしたりすることもあります。
ただ、これは「そういうこともできる」という話。Web界隈で仕事をしている人はあまり言いませんが、すべてのホームページにデータ分析が必要かといえば大いに疑問を感じます。
もちろん、事業やサイトの規模に対して費用対効果が得られればいいのですが、小さな会社が運営する多くのホームページでは、そもそも分析を要するまでに至っていない、というケースもしばしば見られます。
「分析」というそれっぽい言葉より、まずは眼の前のやるべきことが重要。
然るべきタイミングにちゃんと更新をする、ターゲットを踏まえて情報発信のクオリティを上げる。これらの方がはるかに重要です。
数字を持ち出して話をすると仕事をしているっぽく感じるかもしれませんが、確率論でざっくりとしたイメージを語るのではなく、最終的に行動を促したいターゲット一人ひとりの心に響かせる情報発信を突き詰めることの方が優先順位が高いはずです。
Webマーケティングはそれぞれに適した手法があります。言葉に踊らされることなく、自社の状況を理解したうえで地に足をつけた取り組みをした上で、必要な施策を取り入れることが大切です。一足飛びではなく、一段ずつ着実に階段を登っていきましょう。