ホームページを「活用」することが定着したおかげで、会社が大きく変わりました。

社長の山岸さんにお話を伺いました。

株式会社山栄工業
代表取締役社長 山岸隼也様

山栄工業さんの事業内容

公共施設・商業ビル・工場といった建築用の金属パネルを製造している会社です。

金属パネルといっても様々な種類の製品がありますが、当社の場合、建物や空間を飾る美観を大切にした製品を製造しています。

以前のWEBに対する認識

「うちの業界には絶対に関係ない」「情報発信なんて意味がない」と心底そう思っていました。

補助金が採択されたこともあって「とりあえず今風のデザインに変えてもらえたらいいや」と、何となくちらし屋さんに相談したのが最初のきっかけでした。

ちらし屋さんには「ホームページの活用」について提案されましたが、建築用の金属パネルという限られた分野で、発注先もある程度は固定化している業界だと思っていたので「ホームページの活用なんて絶対に意味がない」と心底思っていました。

ところが、コロナウイルスの影響や東京五輪による特需が落ち着いたことで、受注量が徐々に不安定になっていくのを感じはじめ「このままではマズい」ということで「ホームページをもっと活用したい」とちらし屋さんに改めて相談しました。

WEB活用の取り組み

「デザインだけ新しくしたって変わらない、“運営体制”を変えないと意味がない」と気づき、ひたすら改善に取り組む。

まず、最初に取り組んだのは、「事例」「製造技術の紹介」「よくある質問」といったお客様に知りたいであろうコンテンツに狙いを定めて、定期的に更新していくことでした。

新しい事例があれば写真や説明を追加したり、ブログで製造風景の紹介や聞かれた質問に解答してみる。

そんなことを毎月繰り返していると、見積依頼の問い合わせが入ったり、電話が掛かってきたり、地元の業者さんが来社されたりと反響が出てきました。

毎月「宿題」に取り組んで、その進捗を確認する。大事なことだと分かっていても自社だけではなかなかできない。

ちらし屋さんからは「山岸社長は、ちょっと油断すると絶対に情報発信を止めてしまうので活用サポートは必須ですよ」って言われていたんです(笑)


活用サポートで行う定期ミーティングで、最初に決めた目標に対しての「課題」を打ち合わせすると、改善点・やるべき事が出てきます。それが、次月までの「宿題」となって、その進捗を一緒に確認するわけです。

もちろん「宿題」がクリアできない時もありますが、やれる時もやれない時も「伴走」してくれているので、これまでずっと継続できていると思います。

WEB活用で起こった変化

社員さんにもホームページの重要性が伝わっていくことで、会社の風土が変化してくる。

ホームページの活用・改善を続けて成果を実感することで、これまで無関心だった社員さんたちがホームページに協力してくれるようになりました。採用情報ページを充実させる際には現場の写真をたくさん撮影したのですが、積極的に関わってもらえたので助かりました。

自分自身の意識はもちろん、ホームページを活用することで会社が大きく変わってきたように感じます。今期からは会社の新しいコンセプトを立ち上げて情報発信を強化していこうと考えています。

ちらし屋さんには、これからも伴走パートナーとして期待しています。