本社オフィスより。EC担当のナベです。
ECサイト運営者の皆さん、毎日のサイト運営お疲れ様です。今回は、商品ページ内で「他の商品も見て欲しいなぁ〜」という場合に表示する「関連商品」についての記事です。
そもそも、関連商品とは??
「関連商品」とは、商品ページ内で案内される下記のようなものです。
「お客さんは、今見ている商品ページの情報を知りたいはずだから、他商品の案内は不要じゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、「関連商品」を掲載することで「ついで買い(これも一緒に買おうかな)」や「合わせ買い(一緒に買うとさらにお得)」につなげたり、「商品ページからの離脱」を防ぐことにつながります。
関連商品を掲載する時に役立つ「3つのポイント」
「関連商品」を案内する場合、下記の「3つのポイント」を基本に考えてみることをおすすめします。
1:同じ分類・カテゴリーに該当する商品
2:その商品を使う時に、必ず必要になる商品
3:一緒に買うことで、幸福度がアップする商品
同じ分類・カテゴリーに該当する商品
1つ目のポイントは「同じ分類や同じカテゴリーの商品」を関連商品として案内するということです。最もオーソドックスな関連商品ですね。
アパレルのECサイトを例にとってみます。
例えば、Tシャツの関連商品として「そのTシャツと同じようなデザインのシャツ・パーカー・雑貨など」を表示させてみる。「このTシャツのデザインが好きなんだけど、他に似たような商品もあるんだ」「同じデザインで揃えたい」「季節に合わせて着たい」と、ついで買いにつながる可能性もありますよね。
下記画像は文鳥やインコのイラストで商品を作成しているクリエイター、たかはら様の商品です。Tシャツの商品ページですが、右下に同じデザインテイストの他商品が掲載されています。
その商品を使う時に、必ず必要になる商品
例えば、鉛筆を使っていると、鉛筆の芯が必ず丸くなってきますよね。そのため、いつかは鉛筆削りが必要になります。「鉛筆」の商品ページに「鉛筆削り」を関連商品として一緒に掲載すれば、ついで買いされやすくなるでしょう。
他にも、包丁とまな板、電子機器と電池、印鑑と朱肉などが挙げられますね。
下記画像はAmazonで販売しているUSBハブの関連商品です。USBハブを使う時は必ずUSBコードが必要になります。関連商品として表示すると、使用するお客様にとっても親切ですよね。
Amazonの場合はAIが合わせ買いのデータをもとに表示しているので、店舗側で関連商品を設定する必要はありません。
一緒に買うことで、幸福度がアップする商品
こちらは「一緒に買うと、その商品をより一層楽しめる」という商品のことです。
例えば日本酒。
日本酒だけを呑んで楽しむ、という方ももちろんいらっしゃいますが、日本酒をより美味しく、そして楽しむために「おつまみ」も一緒に買いたくなりませんか?
「店長オススメのおつまみ!」と称して干物やイカの塩辛といったおつまみを関連商品として案内してみる。
このように、一緒に買うことでより幸せになれる(その商品をもっと楽しめる)商品を関連商品として案内することで、ついで買いの可能性もグンと高くなりますよね。
下記画像は、楽天市場で販売しているビールの商品ページです。ページ下部のバナーに「酒が進む肴を集めました!」というテーマで様々なおつまみを掲載しています。
商品ページで「店長さん、気がきくね!」と思ってもらえるように。
今回紹介した3つのポイントを意識して関連商品を掲載することで、お客さんにとっては「魅力的な接客」となり、また、商品検索フォームで商品を探す手間を減らすことにつながります。
関連商品が思い浮かばない。そんな時は・・・
他のECプラットフォームを参考にしてみる
もし関連商品が思い浮かばない時は、Amazonやモノタロウなど、大手ECプラットフォームで自社の販売商品と類似した商品を検索してみると、一緒に購入されている商品が表示されることがあります。ぜひ参考にしてください。
Amazon:https://www.amazon.co.jp/
モノタロウ:https://www.monotaro.com/
実際に商品を使ってみる
関連商品のアイデアが浮かばない、そんな時は、商品を実際に自分で使ってみてください。
「xxxも一緒に買えば良かった!」「xxxもセットだともっと良かったのに!」といった利用者ならではのアイデアが浮かんでくるかもしれません。
関連商品を案内するのは「当たり前」。お客さんにとって有益かを見直すことが大切。
当社が運営するECサイトで「関連商品」の案内を強化したところ、売上アップにつながりました。これまで全く売れなかった商品が「ついで買い」されました。
人気商品ページ内に関連商品を設定したため、お客さんに見てもらえる回数が増え、購入につながったと実感しています。
関連商品を案内することは、もはや特別なことではありませんが、関連商品が本当に魅力的か、お客さんにとって有益なものであるかを、ご紹介した3つのポイントを活用してぜひ見直してみてください。
なお、出店中のECプラットフォームによっては、関連商品が追加できない場合があるかもしれません。その場合は、各サポートに一度ご相談してみてください。