お世話になっております。広報のナベです。
ECサイトを運営する上で、商品の存在を知ってもらうために「広告」が有効的な手段の1つであることは間違いありません。しかし、広告予算に限りがある私たち中小企業の場合、少しでも広告費をおさえて効果的に売上アップを狙う必要があります。
今回の記事では、当社が楽天RPP広告の広告費を「少しでもおさえたい」と考えて実際に取り組んでいる内容と、実際に効果を感じている(売上がアップ)ことをご紹介しています。同じ境遇のEC担当者さんに少しでも参考になれば嬉しいです。
楽天RPP広告の予算を「イベント前日」と「イベント初日」に集中させてみた。
楽天RPP広告予算の消化状況と売上を日々確認することが大切。
楽天の検索結果で表示される1~5番目までを広告枠と呼びます。出店者が費用を掛けることで広告枠に自社の商品を掲載でき、認知されていない商品でも多くのユーザーにアピールできます。(商材によって広告枠の数は変わります)
広告がクリックされると、設定した予算が消化されていきます。
下記の画像は「出刃包丁」と検索した際の検索結果ですが[PR]と記載があり、これが楽天RPP広告を出稿している商品になります。
イベント前に「助走」をつけることが大切
楽天ショップの運営において、楽天が開催する様々なイベントに参加することが重要であることは皆さんご存知のとおりですが、私たちは、各イベントにおいて、重要視しているタイミングがあります。
それは、「イベント前日」と「イベント初日」の2日間です。
イベント開始前の段階でアクセスアップ・検索順位を上げておくことが大切
イベント初日はお客様が一番集まる日なので、イベント初日(イベントスタート時点)からRPP広告を出稿している店舗さんも多いと思いますが、私たちは、イベント前日からRPP広告を活用して、普通に商品を探している人はもちろん、イベントを楽しみにいている人・買う気満々の人に対してアプローチをしています。
商品ページへのアクセス数・検索順位を少しでも上げておくことで、イベントが始まった直後から、より多くのお客様に商品ページを見てもらうことにつながると考えています。
効果的なタイミングに広告予算を集中させる
イベント期間中は、当たり前ですが、多くの店舗さんがRPP広告を活用しているので、同じタイミングで広告を出しても数ある競合店の中に埋もれてしまうこともあれば、通常より多くの広告予算が必要になってしまいます。
私たちは、イベント前日とイベント初日というタイミングに広告予算を多く配分することで、広告費の削減につなげています。
イベント開始前に広告を打ち、検索順位を上げておく。
セール開始と同時に施策に注力する店舗が多いので、イベント前は比較的に順位が上がりやすい。
前日に検索順位を上げたおかげで、セール初日からアクセス数や売上がアップする。
初日で一気に売上を伸ばしたことで、売上の山が出来る。
序盤でアクセス数や売上が上がったおかげで、イベント後半は広告費を掛けなくとも売上がキープされる。
余分な広告費の出費が削減でき、その分を他の施策に回すことも検討できる。
失敗を繰り返して広告運用のノウハウを身に付けました
予算消化率や売上を日々確認することが大切(当たり前だけどなかなか出来ない)
私たちも、これまでRPP広告を「なんとなく」設定するだけであったり、多忙を理由に、細かな数値の確認や反響の見直しをせず、無駄な広告費を使ってきました。イベントの有無に関係なく常に広告を出稿している時期もありました。
現在は、毎月のイベントやセールに合わせて、予算の消化率を計算しながらRPP広告を運用しています。毎日数字を記録することで、いつのイベントでどれくらいの予算を消化したか分かりますし、先月のイベントとも比較できるため、売上や顧客の分析につなげることができています。
イベントで一定の売り上げを作ることができれば、イベントがない日でも検索結果の上位に表示されてくるという良い循環が生まれてきます。
RPP広告をもっと効果的に使いたい、広告費をおさえたいという方はぜひ一度チャレンジしてみてください。
追伸:「商品ページの見直し」も忘れずに
広告予算の消化状況と売上状況を確認すると同時に、商品ページ自体の見直しも忘れてはいけません。
参考:商品ページを作るうえで大切したい「FAB」