お世話になっております。
広報のナベです。

先日当社のインターン企画に2名の学生さんが参加してくれました。商品ページの企画・商品撮影・ECプラットフォームへの商品・梱包・出荷といった「ネット通販」業務を一通り経験していただきました。

3日間のインターンを通じて、ゼロから商品ページを作成することの大変さやイメージ通りに商品ページが作成できた時の楽しさを体験してもらいました。

▼インターンの様子はこちら
https://www.chirashiya.com/gifulove/4056

さて、今回開催したインターンでは「ECサイトの種類を学ぼう!」という内容で座学の時間を設けていたのですが、資料を準備する上で自分自身も改めて勉強になりましたので、この記事でも紹介します。

ECサイトの種類

ECサイトは主に6つの種類に分けることができ、店舗の運営方針や販売する商品によって、使い分けることが大切です。

ショッピングモール型ECサイト

ECサイトと言えば、最初にショッピングモール型ECサイトをイメージされる方が多いかと思います。

代表的なサイトと言えばamazon・楽天・メルカリが挙げられますが、知らない方は殆どいらっしゃらないのではないでしょうか?

ショッピングモール型ECサイトには、サイトの運営者と出店者(出品者)がおり、出店者は運営者に手数料を支払う事で利用することが出来ます。

サイトへの登録や出店(出品)はテンプレート化されていることが多く、とても簡単に販売を始めることが出来ます。

Amazonや楽天は運営母体が大きい分、出店する側と購入する側どちらも利用者が非常に多いです。

ショッピングモール型ECサイトの例

メリット

  • 申込後、すぐに出店(出品)ができる
  • 準備されているテンプレートを使用することで簡単に商品が登録ができる
  • モール運営側が「集客の仕組み」を提供しているので売上につながりやすい

デメリット

  • モールへの出店料や販売手数料が発生する
  • モール内ではライバル店が多く、比較しやすいため価格競争に陥りやすい

自社ECサイト

ショッピングモール型ECサイトとは異なり、ECサイトの開設・運営・集客までを販売者自身が管理するサイトを自社ECサイトと言います。

ショッピングモールに属さないので、商品ページや店舗の作り込み、そして販促活動など自社のイメージ通りに運営することが可能です。また、モール出店料・販売手数料が発生しないため、利益率が高くなります。

その代わり、ECサイトの初期構築・商品登録・集客・リピート購入対策・セキュリティ対策など、構築から運営まで自社で判断・取り組んでいく必要があります。

自社だけでは構築・運営できない場合(自信がない場合)は、自社ECサイトの構築・運営をサポートするサービスが年々増加しています。それらサービスの選定はもちろん、発生する利用料金なども視野にいれておく必要もあります。

自社ECサイトの例

メリット

  • ショッピングモールのルールに縛られることなく、自社らしい運営が可能
  • 利益率が高い

デメリット

  • ECサイト構築、運営に関する知識が必要
  • 集客は自社で行う必要がある
  • ショッピングモールを利用するユーザーが多いため、成果が出るのに時間がかかる

越境ECサイト

海外にネット販売する際に利用するサイトを越境ECサイトと言います。日本国内だけではなく、世界中のユーザーが対象となるため、売上拡大を目指し越境ECにチャレンジする企業も増えています。

配送方法、配送料金、各国で利用されるでの商品説明や決済方法への対応、多言語での顧客対応など、国内のネット通販とは比較にならないほどハードルが高いのが現状です。また、政治状況や為替変動のリスクもある為、商品の売上予測がつけづらい傾向もあります。

越境ECサイトの例(モール・自社ECサイト含む)

メリット

  • 海外市場での新規顧客獲得、売上の拡大が見込める
  • 国内の価格競争から回避される

デメリット

  • 言語、決済方法、発送方法など、販売先の国ごとに適切な対応が必要
  • 輸送コストも高く、損壊や紛失の可能性も高い。
  • 政治情勢、為替変動のリスクがある

単品ECサイト

一つの商品を販売することを目的としたECサイトを単品ECサイトと言います。主に化粧品・サプリメント・健康食品など、オリジナルブランドでリピート率の高い商品を販売しているECサイトが多いです。

一つの商品に特化しているため、ブランドや商品の情報が伝わりやすい反面、商品ラインナップが豊富なECサイトと比較すると集客がより難しいことや、万が一、商品が販売できなくなった場合に売上が大幅に下がってしまうリスクもあります。

単品ECサイトの例

メリット

  • 商品の特徴やこだわりをアピールしやすい
  • 比較、価格競争が起きにくい

デメリット

  • 集客や販促が難しい

定期販売ECサイト

商品の「リピート購入」を前提として構築・運営されているECサイトを定期販売ECサイトと言います。

amazonでは2009年に「Amazon定期おトク便」というサービスを開始しており、現在も多くの方々に利用されています。

定期的に売り上げを立てられるため、お客様が増えれば増えるほど売り上げUPに繋がります。

何度も購入されているお客様、云わばファンの方には口コミを書いていただけますし、商品についての意見を聞きやすいこともメリットです。

ただし、「解約したつもりが出来ていなかった」というトラブルも発生しているため、解約についての案内を明確に(分かりやすく)説明しなければいけません。

定期販売ECサイトの例

メリット

  • 定期購入を目的とした販促やECサイト運営に特化している

デメリット

  • 定期購入の解約など、クレームが発生する可能性もある

ダウンロード販売ECサイト

動画やゲームやメッセージスタンプなど、モノとしてのカタチがない商品(デジタルコンテンツ)を販売するサイトをダウンロードECサイトと言います。

ダウンロード販売ECサイトの例

メリット

  • デジタルコンテンツの販売に特化している
  • モール型を利用した場合、集客しやすい

デメリット

  • 新規参入が難しい
  • 商品の質やブランド力が低いと売れない
  • 類似商品を複製されやすい

運営方針や商品、ターゲットに合わせてECサイトを活用しましょう

6つのECサイトを紹介しましたが、どのサイトにもメリット・デメリットが存在します。

当社では、国内では「ショッピングモール型ECサイト(楽天)」、海外では各国に最適なショッピングモール型ECサイトや越境ECサイトを運営しています。

自社の運営方針や販売商品、販売したいターゲット層によって構築・運営するべきECサイトは異なります。

当たり前ですが、有形商材をダウンロード型ECサイトで販売することは出来ませんし、海外向けの商品を越境ECサイト以外で販売しても意味がありません。

「ECサイトを運営する」ということは、「新しいお店を出店する」することと同じです。リアルのお店を出店する場合、立地計画、新規オープニングスタッフの採用、販促など、非常に綿密な計画が立てられます。

今や、ECサイトの運営は企業の生き残りをかけた重要な事業の1つです。リアルな店舗を出店するのと同様に、事前調査を行い、ECサイトオープン後の計画・運営イメージを固めてチャレンジしていきましょう。

「これからECサイトを構築していきたいけど、どのサイトを使えばよいか分からない」
「出店(出品)しているサイトが適しているか知りたい」

という方は、一度弊社までご相談ください!