いつもお世話になっております。
広報のナベです。

岐阜市のサービス様より営業活動や売上の管理をエクセルからkintoneに移行したい」とご相談をいただきました。

利用中のエクセルを拝見すると「売上数値を管理するシート」と「商談の進捗状況を管理するシート」の2種類があり、それぞれのシートにかなり複雑な計算式やマクロが組み込まれていました。

kintoneは顧客管理のような「データを蓄積する使い方」や受注管理のような「進捗状況を確認・共有する使い方」は得意ですが、蓄積したデータを元に細かい数値を集計したり、複雑な計算式を利用してグラフ化・高度な分析を行うには、プラグインを導入したり、カスタマイズを加える必要があります。

頂いたエクセルのうち「商談の進捗状況を管理するシート」の方は、kintoneの「標準機能」をフル活用して同様の機能を実現できそうでしたが、「売上数値を管理するシート」の方は、かなり複雑なカスタマイズが必要であるように見受けられました。

そこで、エクセルを参考にデモ環境でアプリを構築し「カスタマイズ無しで算出できるデータ」と「カスタマイズした場合の画面構成サンプル」を紹介させていただきました。

エクセルにはエクセルの良さがありますね

当社には「紙やエクセルでの管理から、kintoneでの管理に移行したい」というご相談を非常に多くいただきます。

今回の相談会では、kintoneに移行した場合の画面の見やすさやカスタマイズの概算費用を説明させて頂いたうえで、Googleスプレッドシートのご提案もさせて頂きました。

通常であれば「業務フローを見直し、エクセルからkintoneに移行しましょう!」とkintoneの活用をおススメするのですが、ご相談者様が考える理想のカタチ・分かりやすさを考慮した結果、kintoneは不向きというアドバイスをさせていただきました。

同時に「エクセルにはエクセルの良さがある」ことを改めて実感することが出来ました。

この度は、ご相談いただきありがとうございました。