個人でも企業でもクラウド利用が当たり前になっている昨今ですが、今でも「セキュリティ面で不安だから」という理由でクラウドサービスを利用が進まない会社があります。

企業にとって情報セキュリティは疎かにできない重要な課題ですが、世の中で利用されているクラウドサービスは、本当にセキュリティ面での不安から利用を避けている人の言うような危険をはらんでいるのでしょうか?

専門知識を持たない一般人にとって分かりにくいデータのセキュリティ。小さな会社ではクラウド化を担当するでもデータセキュリティに関する専門知識を持っていないケースが大半で、慎重派・反対派に納得してもらえるような説明ができずに進まない…ということも珍しくないようです。

分からないから不安、不安だから反対という現実

実際には慎重派・反対派の知識も乏しく、イメージだけで反対しているケースが大半でしょう。「万が一」のケースを想像してしまうのも、未知のことに対して不安を感じるからでしょう。また、どのような情報をどのような方法でクラウドで管理するかという根本的な議論がないまま、「クラウドはよく分からないからやめておこう」なってしまっていることもあると思います。

また、今、話題になっているLINEによる個人情報データの取扱いについても、不安に拍車をかける要因になることは容易に想像できます。LINEの件も、マスメディアで騒がれている上辺の情報を鵜呑みにするのではなく、実際に何が問題でユーザーはどうすべきかを知ることが大切です。インターネット上には専門的な知見から考察し、まとめられている情報もあるので探してみるといいでしょう。

セキュリティ面での不安から社内合意が得られず、クラウドサービスの導入を進められない担当者の方は、「クラウド セキュリティ 説得」などのキーワードでGoogle検索してみると、社内を説得するためのヒントやアイデア、資料などが見つかるかも知れません。小さな組織ほど難しい問題だと思いますが、時には専門家の力を借りるなどして粘り強く取り組んでください。

(例)5分でわかるクラウドセキュリティの5つのポイント【PDF】
https://www.digicert.co.jp/welcome/pdf/wp_cloudsecurity.pdf