WEBシステムは導入よりも浸透・定着の方がはるかに難しいことは、導入していて初めて分かります。費用をかけ、苦労して開発したシステムが活用されないまま失敗に終わり、トラウマになっている担当者や経営者もいらっしゃいます。一方で、苦労しながらもうまく社内に浸透させることができたケースもたくさんあります。もちろん、そこにはさまざまな挑戦、工夫、苦労があります。

WEBシステムの浸透に成功の方程式はありません。ただ、さまざまなケースを知ることで、自社に参考になるヒントが見つかるかもしれません。今回は、「ログミー」から参考になりそうな3つの事例記事を紹介します。これからWEBシステムの導入をお考えの方はもちろん、今現在、導入・浸透・定着に苦戦して心が折れそうになっている方にも参考になればと思います。

【浸透・定着のポイント】
コツは「やらされ感」ではなく「やりたい感」になること。

kintone導入に失敗した原因は、トップダウンの「やらされ感」
現場レベルから考える働き方改革
https://logmi.jp/business/articles/320461

WEBシステム導入に限らず、新しい取り組みには明確な旗振り役が必要になります。そして、トップダウンでやらさせるのではなく、システムを使う現場の人の「自分たちの仕事をもっとこうしたい」「この課題をクリアしたい」という熱量が必要になるでしょう。

【浸透・定着のポイント】
目的の周知の徹底。

業務改善で大切なのはツールではなく「なぜやるのか」
中国進出の日系企業が1年で営業効率をUPできた理由
https://logmi.jp/business/articles/225451

なかなか入力が進まないという状況に対して、入力自体を評価に紐付けたり、入力すること自体にインセンティブを与えたりする方法もありますが、やはり本当の意味で社内に浸透させるためには、目的意識をしっかり根付かせるということが大切なのだと思います。

【浸透・定着のポイント】
細かな工夫とチカラワザ(ひたすらお願い)。

お客さまのために残業・徹夜・休日作業
kintoneで「脱ブラック企業」に成功した話
https://logmi.jp/business/articles/320930

最後に、僭越ながらちらし屋の事例をご紹介します。ちょっとお恥ずかしい話もありますが、当社もWEBシステムの導入効果を実感している会社のひとつとしてお伝えしています。旗振り役の信念と粘りと執念があれば成功に結びつくという、中小企業の身近な事例として参考にしていただけたらと思います。