長引くコロナ禍の中、kintonehive大阪がライブ配信されました。司会者も登壇者も含めたオンラインでの開催は、kintonehiveならではのライブ感は失われてしまいますが、距離の壁がなくなることでこれまでは諦めていた遠方の事例も直接聞くことができるという点では実利が多く、新たな可能性を感じました。
ITの知識を問わず、だれでもなれるkintone担当
リアルなユーザー事例を聞いて毎回感じるのは、企業や組織がkintoneを活用するのに担当者のITスキルは重要ではないということ。もちろん情報システム部のようなITスキルのある人が担当者となるケースは多く、専門知識や経験をもとに活用アイデアを生み出すことができます。ところが、だからといって必ずしもスムーズに活用が進んでいくわけではないようです。
逆に、これは“中小企業あるある”ともいえますが、ITやシステムと無縁だった人がいきなり担当者に指名されるケースもあります。この場合は、WEBシステム導入ありきではなく、業務改善をミッションとして与えられた担当者が施策を検討する過程でkintoneにたどり着くという流れになります。一筋縄ではいかない業務改善に悩んでしまっていたけれどもkintoneとの出会いによって視界がパーッと開けたという声も聞きます。
このように、kintoneは知識やスキルを問わずに扱えます。そして上手に活用できるかどうかの分かれ目は、ITスキルではなくkintoneを使う目的に対する熱量です。kintoneは直接的に課題解決をしてくれるツールではありませんが、担当者の業務改善への熱量に柔軟に応えてくれる業務改善プラットフォームなので、改善の歩みを止めることなく取り組めるでしょう。
今、新しい生活や働き方が試されようとしています。kintoneの知名度も上がり、新しく担当になる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、ご自身のITスキルに不安になったりおごったりすることなく、自信をもって業務改善に向き合えばきっと前に進めるはずです。この難しい時期を業務改善のビックチャンスだと捉えて、ぜひ頑張ってください。