情シスのような専門部署がない小さな会社でもkintoneは導入されていますが、アカウントを誰に付与するのか、アプリを作成する権限をもつ担当者を誰にするのか、というようなことに悩む場合があります。

原則、kintoneを利用する人にはアカウントをつくるのが通常の運用ですが、費用面から「できればユーザーを絞りたいんだよね…」という本音も聞きます。

確かに、導入初期のタイミングでkintoneの活用度合いが未知数の段階では慎重になる気持ちもわかります。ただ、厳しいようですが、そうしたケースでは業務改善にかける意思が曖昧で、導入後の活用度合いや業務改善の成果も芳しくないことが多いです。

逆に、成功事例の話を聞いていると、目的に応じてしっかりとアカウントを配布しています。そして利用者を絞り込むのではなく、権限設定を活用しながらできるだけオープンに使えるようにしています。そうした環境から、自然にkintoneに関心を持つスタッフが出てきたり、社員の間で自然発生的に業務改善の流れが出てきたりするわけです。

経営にとって、かかる費用には神経を使うのは当然ですが、同じ費用でも成果の出し方で費用対効果が何倍にもなるのがkintoneの特徴です。ぜひ、おそるおそるではなく積極的に使い倒す方向で考えてみることをおすすめします。

そこで、一つ記事を紹介します。「kintone hive 2024 Tokyo」で登壇されたユーザ事例です。思考の殻を破ってくれるかもしれないので、ご一読ください。

週刊アスキー「本社の100人全員がアプリを作れるケアパートナー kintoneをExcelのような身近な存在に」