WEBテレビのABEMA TV『#アベプラ』にデジタル改革担当の平井卓也大臣とともにサイボウズ代表の青野社長が出演していましたね。SNSでも行っているとおりマイナンバーカードに強烈なだめ出しをする青野社長や同じくリモート出演していた西村博之氏からの厳しい指摘や意見にも逃げることなく余裕で回答していた大臣の姿に、これまでとは違う期待感を覚えました。
世の中の流れがデジタル化に向かえば、「ウチはアナログで問題ない」「我が社にはアナログの業務があっている」などという逃げ口上は通用しなくなってきます。年齢や得意不得意、人材の有無などの言い訳を一切排除して、根本からマインドを切り替える必要があります。
デジタル初心者の会社は情報のデータベース化から。
業務のデジタル化、IT化といっても、それによって解決するべき課題は会社によって異なります。まずは自社の非効率な業務、改善が必要な業務を洗い出すところからはじめるのがいいでしょう。
ただ、誰の目にも明らかだと思える非効率なアナログ手法でも、長年それで過ごしてきた当事者は何が問題なのか分からないということもありますので、多くの中小零細企業が最初に解決に取り組んでいる課題を2つ挙げてみます。
- 社内の情報共有
- ペーパーレス化
2つとも基本となるのは情報のデータベース化です。会社がファイリングで管理しているような情報はもちろん、人の頭の中や心の中にある暗黙知やノウハウ、さらにはスケジュールや得意先の情報など個人の手帳の中身(もちろんプライベートは関係ありません)をデータ化するということです。データ化された情報は共有が容易になり、当然、紙で保存する必要もありません。
この考え方をベースにすれば、さまざまな業務効率化のアイデアが生まれてきます。
もちろん、先進的な企業はもっと高度なデジタル化を進めていますが、アナログからデジタルへの移行を考えている段階の会社は、手軽に導入できるkintoneなどを活用して、まずは情報のデータ化から手を付けてみることをオススメします。