kintoneを使えば「DXの内製化」は実現できる?
kintoneについて調べていると「DXの内製化」という言葉を目にする機会があると思います。
DXの内製化とは、自社のDXに関わる業務を外注するのではなく自社内で取り組んでいくことを意味しています。kintoneのようなツールを使えば「なんとなくできそうだな」という感覚をもてる人もいるかもしれませんし、「そんなのムリでしょ」と思考停止に陥ってしまう人もいるでしょう。
Googleの検索結果に出てくる記事を開いてみると、誰もが聞いたことがある会社の事例だったり、社内のIT部門が主役になるような流れだったりします。「結局、大きな会社の話か…」と、小さな会社の担当者はきっとモヤモヤしているのではないでしょうか。
DX内製化のメリットといえば、
- 素早い対応
- 柔軟な対応
- リテラシーの向上
- ノウハウの蓄積
- ブラックボックス化を回避
一方で、DX内製化の課題は、
- 人材不足
- 予算不足
- 品質維持
このように言われます。もう、分かりきっている(でもできない、だからできない)話ですね。
しかも、大きな会社の場合は、「IT部門」と「各業務の現場」の関係で取り組んでいけるのですが、「IT部門」など存在しない小さな会社の場合は、その役割を「kintone担当者」が担うことになります。さらに細かくいえば、「ひとりのkintone担当(ITの素人)」と「忙しい各業務の現場(ITの素人)」というなかなか厳しい状況であることも普通ですね。
ムリしないで外部に頼ってください。
「内製化」という言葉にとらわれてしまうと、すべて社内で完結するべきだと思い込んでしまうかもしれませんが、そもそもの目的はITを活用してより良い方向に業務改善をしていくことです。内製化が目的ではありません。
先に挙げた、DX内製化の「メリット」と「課題」を小さな会社がクリアするためには、「外部パートナー」の存在が必要不可欠だと思いませんか?実際、kintoneの活用事例をみると、何らかの形で「外部パートナー」が関わっているケースがほとんどです。
外部に丸投げしたり依存するのではなく、外部を活用しながら自社主導で取り組むことが、リソースの少ない小さな会社による「DXの内製化」の在り方ではないかと思います。