ユーザー自身がアプリをつくれるkintoneは、ITを活用して業務改善をめざす企業の選択肢のひとつになっています。まさに「ユーザー自身」でスタート・運用ができる手軽さが大きな魅力になっているのですが、同時にこの特徴へのこだわりが活用を停滞させる原因になってしまうケースもあります。
kintoneが規模や業種を問わずたくさんの企業や団体に活用されているのは、kintoneのエコシステムによるところも大きいでしょう。
kintoneのエコシステムは、大きく分けて販売・製品連携・SIの3種のパートナーから構成されます。これにより、kintoneはサイボウズのWebサイトから自分で契約して自分ですぐに試せるという手軽さとは別のルートとして、自社にとって身近なパートナーと導入から運用まで共に課題解決に取り組んでいく選択もできるということになります。
ポイントになるのは、自社にあった、自社と相性の良いパートナーとの出会いです。kintoneを導入する企業が千差万別であるように、パートナー側も企業規模や風土、得意分野やサービス体系などさまざまです。何でもできる大きな会社が全ての会社に適しているわけではなく、逆に小さな会社がアットホームできめ細かい対応をしてくれるわけでもありません。また、技術力や提案力、価格面だけでなく、担当者とのフィーリングなど感覚的な相性も大切なポイントです。会社対会社の契約ではありながら、実際には担当者同士の相性が重要だったりします。実際にコミュニケーションを取りながら、自社に適したパートナーを探していくといいでしょう。
パートナーの検索は簡単にできます。いい出会いがあることを願っています。