kintone担当者から、「kintoneはいくつでもアプリをつくれるのでいちいち稟議書を通す必要がないのがいい」という声を聞きます。これはkintoneをバリバリ活用している会社だからこそのリアルな感想です。
kintoneはアプリを作成するたびに追加の費用がかかるわけではないので、思いたったら即、アプリをつくることができます。これはkintoneの基本なので見過ごしがちですが、費用の心配をしなくていいということは、担当者にとっては大きなことです。
稟議といっても小さな会社の場合は単なる「社長の許可」だったりもするのですが、何を買うにも許可が必要で、些細なことでもなかなか認めてもらえなかったり時間がかかったりすることにストレスを感じている方もいると思います。そもそもお金のかかる話を言い出しにくい…という気持ちもあるでしょう。
もちろん重要な意志決定には然るべき承認プロセスが必要だと思います。ところが、そもそも稟議書を通すという制度自体、非効率な業務プロセスである可能性が高く見直しの必要があるケースも多いのではないでしょうか。
そうした状況に身を置いて働く担当者にとって、アプリをつくることに追加の費用が必要ないという一点だけとっても、ストレスから解放されます。流れを止めずにトライアンドエラーを繰り返すことができることは、業務改善に真剣なkintone担当者ほど大きなメリットになります。
kintone担当者だけでなく、世の中の働くヒトたちが不必要な仕事に四苦八苦するのではなく、本来使いたいところにエネルギーを注げるようになるといいなぁと思います。