理想的な状態を共有しているから、地道な業務改善に取り組める。
kintoneを活用して業務改善に取り組む際、時間効率がどれだけ向上したかといった具体的なKPIを意識することはもちろん大切です。ただ、はじめてkintoneを導入する場合や、導入はしたもののまだ社内に浸透していない段階では、それ以上に大切なことがあります。
それがもう一段階上の目標です。各KPIを達成したときにどうなりたいか。会社が組織がどのような状態になることを理想としているのか。
たとえば、「みんなが笑顔で楽しく働ける会社」は素晴らしい目標ですね。
kintoneを活用することで業務がはかどり、ストレスが減ったり、売上げがアップしたりする。そうした状態をめざしているはずなのに、kintoneを使うことが目的になり、入力することにストレスを感じ、KPIの進捗に気持ちが乱れてしまっていつの間にか社内から笑顔が消えている…こんなことでは本末転倒です。
業務改善というのは言うのは簡単ですが、一朝一夕にはいきません。
小さな課題解決を積み上げていくことで大きな目標達成につながります。一方で、目の前の問題に心を奪われてギスギスした空気を生み出さないようにすることも大切です。そのためには、みんなで実現したい理想的な状態を共有し、その大きな目標を忘れないようにすることが業務改善を続けていくポイントではないでしょうか。