「会社の成長」といえば「売上げの拡大」だと考える方が大半だと思います。そしてその考え方は間違ってはいないでしょう。

ところが、世の中の大半を占める中小企業や零細企業では、必ずしも規模の成長を追い求めず、安定して事業や雇用を継続することを重視している会社もたくさんあります。地域で商売を営んでいる零細企業には、むしろそちらをめざす会社の方が多いのではないでしょうか。ただ、売上拡大や事業規模の拡大をめざさないとしても、会社は成長を続けなければ継続すらままなりません。大企業の下請けなどで安定した経営ができていた時代は良かったですが、変化の激しいこの時代においてはなおさらです。

会社にとって規模の拡大ではない成長とはなんでしょう。それはまさしく会社そのものの成長です。組織風土の柔軟性や多様性の進化による開発力、商品力、営業力の強化。それも数字をあげるためのテクニックではなく、「会社の実力」が問われます。人の成長と同じく、外見が大きくなったり年を重ねることである種の力をもったとしても、やはり大切なのは中身です。

会社の実力を上げるためには体質の強化が必要です。そして今必要とされるのは、他社に負けない強さではなく、変化に対応し続けられるしなかやさな強さです。前例や過去の慣習にとらわれることなく、変化を恐れない軽快で柔軟な組織をつくるためにはデジタルへの対応、ITの活用が不可欠です。長引くコロナ禍に変われていないと感じてる会社は、ぜひ自社にあったWEBシステムを活用して、成長できる会社に変化してもらいたいです。