kintoneに限らず、ITシステムを活用して業務改善を試みる会社が増えています。どのようなツールを使ったとしても、その土台となるのは情報の管理です。まずは社内の情報を集約することから多くの業務改善ははじまります。
私たちはkintoneの活用サポートをさせていただいている関係で、さまざまな会社の活用方やお悩みをお聞きする機会があります。大変だったコロナ禍を経て、大きく活用が進んだケースも増えている中、変わらず「なかなかkintoneへの入力が進まない」と、kintoneを社内に定着させるところで苦労している会社もまだまだあります。その理由はさまざまで、個別の会社をみても複数の要因が絡んでいます。
逆に、社内でkintoneが日常的に使うツールとして定着し、上手に活用が進んでいる会社さんの話を聞くと、ベースに「従業員の満足」を感じます。
それは決して、はじめから協力的な社員ばかりだったから上手くいったのではなく、kintoneを活用する先に良いことがあることを理解し、体感しているからだと思います。
社内の協力が得られずに定着が進まない…とお悩みの方は、「いいアプリだから使ってください」とか「会社のルールだから使ってください」ではなく、「(なれるまでは面倒に感じるかも知れないけれど)使うとこんなに仕事が楽になる」という姿勢でアプローチしてみてはいかがでしょうか。
理屈だけでなく感情で動くのも人間です。「面倒だな」と思っても、その先にメリットがあれば重い腰も上がります。情報共有のために、その先にある喜びを共有してみる。そして、一度その喜びを体感してもらえば、次のステップへ足どりは格段に軽くなるでしょう。